母という名の人物

　
　
　現在、『前向きさん』が出てきておられるので、
かなり安定しています。今バレーの試合をTV観戦していますので、まさに、真ん中の『ミドルブロッカーポジション』です。ずっと前衛にいて欲しい気持ちです。

　私の母親という名の人物は、いつも『自分の意見を通す人物』でした。勿論、子供である、私の人権等ありません。思春期が来て、反論しようものなら、泣きながら叩かれ「お前は親の云うこと聞けへんのか！」と言われてきました。私はその都度『私が悪いんや』と、思っていた様な気がします。

　私はいつしか彼女達に気に入られるように、必死で頑張りました。笑顔になって貰えるように。『道化師』になっていきました。バカな事をしたら、皆が笑うから。それが嬉しかった。

　しかし、母という名の人物は、私を受け入れてくれなかった。私と云う人物を疎外したのです。

　それに気づいたのは、大人になって、独り暮らししていた時です。姉夫婦と、兄と沖縄旅行へ行ったと聴かされた時でした。楽しそうに旅行の話を私にする人達。
　ビデオまで見せられました。勿論沖縄へ行く話なんて、知りもしませんでした。

　よくよく聞いたら、姉一家や兄と〇〇へ行った話し等も後で聞かされました。

　彼女にとって、家族は、大嫌いな彼女の夫(父親)を除いて兄と、姉家族だけだったみたいです。

『ネガティブちゃん』が出て来そうなので、これで終わりにします。もう、『前向きさん』は、出てきそうにない。